地方によってこんなに違う!お正月の風習の違いについてまとめ
狭い日本ですが場所によって風習や習わしが違うということはよくあることです。お正月のしきたりについても地方によって違うことというのはたくさんありますよね。お雑煮の作り方なども有名です。
お屠蘇についても実は場所によっては飲み方が違うということがあることをご存知でしょうか?遠方からお客様が来られた時などに備えて、これらの違いについても知っておきたいものです。
地方での違いについてまとめてみました。
飲み方や作り方の違いについてまとめてみた
お屠蘇の作り方や飲み方に違いはこの様になっています。
飲む順番について
一般的には年少者から年長者への順で飲むが、地方によっては年長者から年少者への順で飲みます。
- 年少者→年長者 (年少者の精気を年長者に渡すため)
- 年長者→年少者 (年長者の英知を年少者に渡すため)
お屠蘇に対してこの様に意味が違うためといわれています。
作り方について
- 本みりんを配合せず日本酒だけで作る場合もある。
- 熊本県では赤酒で作られる
- 鹿児島県では黒酒で作られる
飲む時期について
- 関東地域・・・7日まで
- 関西地域・・・15日まで
この15日までというのは、松の内の期間が元々は小正月が1月15日までだったということに由来します。
対して今では松の内は1月7日までとされるので、関東地方では現在の松の内の期間中に飲むということですね。
お屠蘇は関西以西の風習だという話は本当?
お屠蘇はそもそも関西以西の方が飲まれる機会が多い、という風に言われています。インターネットを検索してもこの情報は出てきます。
お屠蘇についての情報を調べてみたという方なら、この話を目にしたことがある方も多いでしょう。これは地域性の違いになるのでしょうか?
実は関東地域や東北地域でも普通に飲まれているご家庭は多いのです。屠蘇散も薬局などに販売されているといわれるので、この地域性の違いについては信憑性が薄いでは、と思います。
どうしてこの話が広まったのかはわかりませんが、関東以北の地方でも現在でも飲まれているということは確かなのです。